実はこのとき、塩風呂に入るように指示されたのよ。
能力の有無という意味では疑う余地のない霊能者だったから、僕も素直に従うわけよね。結構な量の塩を買って、来る日も来る日も風呂に入れ。
残り湯を洗濯に使えないし、そのままにしといたらあちこち錆びるから、入ったらもう、お湯を落とさなきゃいけない。ああ、排水としても結構な環境負荷だし嫌だなあ。でもそれもこれも憑くのを許した僕が悪いのだ、早く外さなければヨヨヨのヨ。
という真面目さで、何日も続けたのであります。
そろそろ外れたんじゃなかろうかと遠隔で見ていただきましたところ、「全然外れてねえよ真面目にやってんのかてめえ(イメージ)」と厳しく言われ。
読者の皆さんもご存じの通り、僕なんてもう、真面目の塊。真面目が服着て歩いてるようなもんでございまして。そこへそんなこと言われりゃもう、大層落ち込むわけです。
はー、全然か。参ったな。と落ち込みかけて、いや、おかしいな。
どれだけ真面目にやってるかは自分が一番良く分かってる。
じゃあこれは何だ?
考えないようにしていたことがある。
その霊能者の、僕に対する感情。「こいつさえいなければ」という疎ましさ。
そこから発せられる言葉に素直に従っている僕、というパワーバランス。
その一方的な都合に気づいたときに、パカッと外れた。連日の塩風呂で外れなかったものを、自分で捕まえて外すという。
厄介ではあったけど、それ以上に重要な、僕にとってのターニングポイントとなりましたとさ。
Shin01
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。