2018年3月27日火曜日

霊は匂うよ聞こえるよ・前編

 「生き霊は夢に隠れている」でも書いたけど、僕たちってかなり視覚に縛られてるのよね。

 お化けが見える、霊が見える、過去が見える、未来が見える。霊能者ってのは「見えないものが見える」みたいな解釈になりがちだし、何かそれを基準に本物だ偽物だって語られちゃう

 まあ、見えるってのは分かりやすいんだろうけどね。「聞こえる」だと妙に軽く扱われるでしょ。「変な声が聞こえる」って言うと、「春は増えるよね」みたいな。言い方の問題か? 「やだ、やめてよ怖い」って、変な声のことを言ってるのか、聞こえるって言ってる知人の健康状態を疑ってるのか。

 「霊の声が聞こえます」って言えばいいのか? いやー、何だろうねこの怪しい感じ。

 いや、これならまだいいんだ。耳とか聞こえるとかはさ、まだ何とかなる。気がする。

 問題は「霊のにおいがする」っていう場合。霊臭ね。前にも書いたけどさ。僕はこの、嗅覚で捉えるケースがそれなりにあって。刑事が「におうな」って言っても様になるけど、いやまあ、本物の刑事が言うかどうかは知らないよ? でもまあ、「うわー何この刑事きもーい」みたいにはならないじゃん。

 霊能者が「においますね」って言っても、あんまり信用されないような気がするのよね。「え、そうですか? 別に普通じゃないですか?」みたいな。口答えすんじゃないよ。そんなんだから憑いちゃうんだよおぬし。「実は昨日焼き肉を」ならまだしも。

 多くの人にとって、見えないものは見えないからこそ、視覚で捉えたい。通常なら見えないものだけど、自分だけが見えるっていう特殊さに憧れる。自分が無理なら、知り合いにいてほしい。会ってみたい、紹介されたい。この流れがねー、結構な邪魔になるんだよね。

 つづくんだよね。


Shon01

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