2018年3月25日日曜日

生き霊は夢に隠れている・後編

 つづき。

 生き霊の技術で凄いのは、姿を変えること。厳密には「違う姿に身を隠す」だね。鏡の中に映る一瞬で、その姿を正確に捉えるのは難しい。だから、現実世界では本人に近い姿でも構わない。夢の中だと、長時間一緒にいるし、いたいからね。違う人物になりすまして、親切ぶっていらんアドバイスをしたりしてくる。有名人への書き込みかお前は。

 匿名、偽名、擬態。目線というか、視覚に対する「隠れ」が徹底してるよね。

 逆に言えば、生き霊は見られることを恐れてる。

 この「夢B事件」の前ね、数ヶ月にわたって左目がおかしかったのよ。下まぶたの痙攣がしょっちゅうあって、たまーに上まぶたに移動して。この移動する症状ってのは霊障の割合が高いんでね。

 「誰だこれ?」と探り始めたけど、自分のことはねえ、難しいんだよ。プロもアマもない。ある程度見当つけられるだけプロだわ、僕。

 と絞り込んだら痙攣が極端に少なくなって、今度は上まぶたがカッサカサになるという。同じ部位で移動→変調。全然違う場所には飛ばないのね。ま、このへんが生き霊の限界ですな。

 で。

 正体が誰で、僕の何を餌にしてるかなってことを考えながら見た夢の中に、もう一つ夢があって、そこにいつもいた「知らない女」が実は「知ってる女」だったという。

 現実世界で見当をつけておいたから、夢Bの内容を夢Aで覚えておくことができて、それを現実に覚めるときまで覚えておけた。明るいところに引っ張り出せたのよね。これはもうね、大興奮。こんな気持ちのいいことはないよ、なかなか。

 それ以来、痙攣もカサカサも消えましたとさ。


Shin01

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