生き霊は隠れる。四六時中「憑いて回る」くせに隠れるたあふてえ野郎だべらんめえはーっくしょいはーっくしょい、あー風邪でも引いたかなって、それ霊障ですよ兄貴。
何だっけ。
そうそう、生き霊ってとにかく隠れるのよ。前にも書いたけど、自分の中って暗いでしょ。鼻垂れない、いや放たれないままの思いってのは暗闇に慣れてるんだよね。相手に「くっ憑いて」おきながら、相手の目線からは徹底的に逃れる。直接目が合わないようにする、という方がいいかな。
だからね、「鏡に何か映ったような気がする」なんてときは生き霊のときが多いよ。直接じゃないでしょ、目線。生き霊にしてもうっかり映っちゃったわけで、いやまあ、実はわざとだったりするのがうっとうしいんだけど、とにもかくにも、驚いてもう一度見るといない。何気なく見るのと、目を凝らして見るのとでは違うからね、目線の質が。そりゃ隠れますよ、眩しいもの。
そこへ行くと、夢は暗い。目で直接見てないからね。目を閉じてるのに見てるというのは不思議だなあと昔から思うけど、日本語って便利。夢を動詞にしちゃう英語とはもう、ほんとに感覚が違う。宗教観を一致させようってのが無理な話だ。いわんや精神世界観をや。
隠れるのが得意というか、もはや生存本能だからねって、生き霊相手に何を言ってるんだ僕は。と思わないこともないけど、夢Aよりも更に深く、夢Bに隠れるとはね。驚き呆れるを通り越して、もはや感心するわ。
つづくわ。
Shin01
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